中国李寧 LI-NING
今日は久しぶりに本業のファッションの話を少し…。私は普段は東京でファッションの仕事をしている身ですが、様々な縁で、せっかくこんなにも中国に行く機会があるので、時間があるときはなるべく中国の市場調査をなんとなーく程度にしています。
そんな私が、ここ1年周りにくどいくらい推し続けている中国ブランドが、「中国李寧 LI-NING」(中国李宁)です。
この中国李寧は、ロサンゼルス五輪で活躍した中国人体操選手の李寧さんが立ち上げたスポーツブランドです。彼自身が2008年の北京五輪の聖火最終ランナーになるなど、中国においては超国民的な人のようで、中国人の友人曰く、皆1人1着は持ってるような、国民的スポーツブランドだそう。(日本でいうasicsのような…?)
私の彼は、liningは親が子供に買ってあげるような、ちょっとダサめな体操服的な感覚と言っていました。とにかく、皆に話を聞く限り、オシャレとはかけ離れたブランドのようでした。
そんなliningを私が知るきっかけとなったのが、去年の秋 2019SS NYコレクションでした。NYコレクションに、liningが突如現れたのです!
2019SSシーズンより、NYコレクションに出展を始め、コレクションラインをスタートさせたようです。
私はこのルック達を始めて見た時、この圧倒的中国推しに衝撃を受けました(笑)
中国人がこれを着るにはちょっとハードルが高い(でもその後、北京市内で着ている人をたまに見かけました)気がしますが、このなんとも言えないダサさとストリート感の絶妙なバランス…これはアツイ!と直感で思いました。
私はその後、勿論北京に行って、早速王府井のlining1号店に向かいましたが…その時はコレクション直後だったため、店員さんにまだ売ってないと言われ、泣く泣く帰宅…(笑)
※王府井の1号店にて。
マネキンは既にコレクションのルックを着用していました!写真で見た時は、このTシャツが一番欲しかったんですが…ポリエステル感が強すぎて…後日別のTシャツをお持ち帰りしました。Tシャツ1枚299元で、コレクションブランドにしてはかなり安価で生地もしっかりしていますが、縫製に関しては一部チャイナクオリティを感じた面がありました。
そして、更にびっくりしたのが、今年の2月に発表された、2019AWのシーズンです。
告知時点から、その洗練度アップに期待感を隠せませんでしたが…発表されたルック達をみて、
(このルック達は先月 4月時点で店頭未発売でした)
思わず、デザイナー変わった?と言ってしまうくらい、いきなりお洒落感がパワーアップしています…。
会社の同僚達にliningを紹介したところ大絶賛だったので…先シーズンまで冗談半分推しているブランドだったのが、これは冗談抜きで、もしかしたらこれから流行っていくかもしれない…と思い始めました。
ちょうど、日本でも有名なスニーカーのセレクトショップ、atomsのフェア、atoms conに初出店したり、東京にもジワジワとliningの波が押し寄せています(笑)
※友人が東京のatomsでliningの取り扱いを見たそうです。簡単には買えなくなりそうな勢い、と言っていました。
私は先日北京に行った際、漸く初リーニンをゲットです!
王府井にある1号店です!
品揃え抜群、お兄さんがとても親切でした!
コレクションラインは、店内にまとまって置いてあります。私が買いに行く前、日本人の女性が買いに来た、と店員さんが言っていたので、本当に日本でも流行りだしているみたいです。
少し前まで日本でリーニンファンは自分だけなんじゃないかと思っていましたが(笑)これは本当にこの先流行るかもしれないな、と思っています。
これからの動向を温かく見守りたいです!
(経済ニュースで李宁さんが持ち株を手放した、というニュースを見たので、会社利益は怪しいですが…笑)
ちなみに、今週北京にまた行く予定なので、密かにこちらのスニーカーを狙っています!(笑)
このわかりやすい「中国」感、個人的にはちょっと良いお土産としても、重宝しそうです。